遠方から遺品整理業者への依頼は立ち合いが必要?同意書や作業までの流れを紹介

親族が亡くなった際には、葬儀の準備に追われてしまうため、遺品整理を後回しにしてしまう…なんて方が少なくありません。特に現在の日本国内の状況を考えてみれば、核家族化が進んでしまい、親兄弟が遠方に住んでいることも珍しくなく、遺品整理を進めるために親族一同が集まるなんてことは難しいという方が意外に多いのです。

このように、故人と離れて暮らしていた遺族にとって、遺品整理というものは精神的にも体力的にも非常に大きな負担がかかるものです。遺品の中には、大きな家具・家電もあることから処分するにも一人では難しいですし、かといって離れた場所に住む親戚一同を集めるのもなかなかできることではありません。
そこで、このような状況に陥った方にお勧めできるのが遺品整理業者というものです。遺品整理業者は、年々その需要が高くなっていると言われているのですが、一生の中でも関わることがほとんどない業者のため、どこまでのことをしてくれる業者なのかイマイチ理解できていない…という方が多いのではないでしょうか?そこで今回は、遠方から遺品整理業者に仕事を依頼できるのか?ということについてご紹介します。

遠方に住むため、立ち合いできないけど遺品整理を依頼できる?

遠方に住む親族が亡くなった場合には、仕事の関係などもあり、なかなか遺品整理だけのために時間を作るということも難しいものです。しかし、故人の残した遺品を長くそのまま放置するわけにはいきませんよね。

遺品整理業者は、大切な人を無くしたばかりの遺族の負担を大きく減らすことができるというメリットがあるため、少子高齢化や核家族化の進んでいるという社会情勢もあり、年々遺品整理業者を利用する方が増加していると言われているのです。
しかし、遺品整理作業を代行してくれるとは言っても、作業中の立ち合いが必要であれば自身も遠方まで移動せざるを得なく、負担は変わらないのでは?と考えてしまう人も多いのではないでしょうか?
実は、最近の遺品整理業者のほとんどは、依頼者の立ち合いなしでも『現地調査⇒見積り作業⇒実際の遺品整理作業』を行ってくれるのはご存知でしょうか?つまり、ご自身は遺品整理のために休みを取って遠方まで移動する…などと言った必要もなく、自宅にいるだけで遺品整理を完了させることができるのです。
遠方での遺品整理は、移動時間も考えるとかなりの負担になりますが、これらの負担が一切なしに全ての作業が終わりますので、遠方に住む遺族にとって非常に大きなメリットがあるのです。

遠方から遺品整理を依頼する際の流れ

それでは、遠方から遺品整理を依頼する場合の一般的な流れをご紹介しておきましょう。ご自身が立会することができませんので、通常の遺品整理の流れとは微妙に異なるポイントが存在します。

STEP1 遺品整理業者に現地見積りの依頼をする

遺品整理の見積りを提出する場合には、実際の現地の状況を確認しなければいけません。ほとんどの遺品整理業者は、対象の物件に足を運び、荷物の量や状況を確認したうえで見積り金額を算出します。

したがって、まずは遺品整理業者にメールか電話で見積もりの相談をしましょう。連絡する際には、ご自身が遠方に住んでいること、立ち合いは難しいことを遺品整理業者の担当者にきちんと伝えると、その後のやりとりの流れを説明してくれると思います。
近年では、遠方に住む方が立ち合いなしで遺品整理を依頼してくるということも増加しているため、特に問題になるようなこともなく、対応してもらえるはずです。

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STEP2 同意書を活用し、見積りを実施する

遺品整理業者に現地見積りを依頼する場合、家の中を確認するために『鍵』が必要になります。したがって、鍵を郵送するなど、見積りのために故人の家の鍵を貸さなければならないと覚えておきましょう。

遺品整理業者は、部屋の大きさや遺品の量などにより金額を算出し見積書を提出してきます。業者から送付されてきた見積書を確認し、作業内容と金額に不満が無ければそのまま契約となります。契約時には実際の遺品整理作業を行う作業日程なども決定しておきましょう。
なお、ご自身が立会せずに現地見積りや遺品整理作業を進めてもらう場合、業者から事前に同意書を求められることがほとんどだと思います。同意書は、賃貸物件の大家さんや管理会社に依頼者から同意を受けていることを説明してカギを借りるケースや、近隣の方や警察に何か尋ねられた時に提示するなどの目的があります。

 

STEP3 遺品整理をしてもらう

遺品整理作業の際も、ご自身の立ち合いなどなく業者が丁寧に作業を進めます。遺品整理作業当日には、担当者が近隣住民への挨拶も行います。

遺品整理作業については、通常の作業同様、養生後に不用品と遺品をきちんと分別していきます。なお、遺品整理作業中に遺言書・土地の権利書、形見となるものなど、探してほしい遺品などがあれば作業当日までにきちんと伝えておくようにしましょう。

 

STEP4 確認とお支払い

遠方から遺品整理を依頼する場合、作業後の確認は遺品整理業者が撮影した写真や動画で行います。遺品整理作業完了後に、業者から写真や動画が添付されて報告がありますので、きちんと要望通りに終わっているのかを確認しましょう。確認の結果、問題が無ければ料金の支払いを行います。
最後に、預けていた部屋の鍵や貴重品、遺品などが郵送されてきますので、それを受け取ってすべて完了となります。

遺品整理に立ち会わない場合の注意点

遺品整理業者は、遠方に住んでいてご自身で遺品整理が難しい…という場合でも、立ち合いなしに遺品整理作業が完了するなど、遺族にとって非常に心強いサービスとなっています。しかし、リアルタイムで確認しながら遺品整理ができないと言う点で、いくつかの注意点もありますので以下のポイントを頭に入れておきましょう。

 

大切な遺品を処分されるかも…
遺品整理作業を全て業者に任せるのであれば、遺しておいてほしいものや探してほしいものなど、作業内容を細かく伝えることが大切です。これを怠ってしまうと、故人が大切にしていたかけがえのない物が見つかったとしても、業者に不用品とみなされ捨てられてしまう…なんてトラブルが発生するのです。遺品整理業者からすれば、「探してほしいもの、捨てずにとってほしいもの」などの要望がない物に関しては、よほどの貴重品でない限り処分してしまいます。したがって、作業当日までに担当者にしっかりと要望を伝えるようにしましょう。

 

悪徳業者も存在する…
遺品整理サービスの需要の高まりに合わせて、遺品整理業界に参入する企業が急増しています。そしてその中には、悪質な業者が存在するのも事実なのです。最悪な場合、依頼者の目がない事を言いことに、発見した金品や貴金属を盗難するという業者もいると言われています。
したがって、ご自身が立会できない遺品整理に関しては、慎重に遺品整理業者を選ぶようにしましょう。例えば、業者が保持している資格や実際の作業実績などを参考にするとよいでしょう。他にも、ネット検索やSNSなどでその業者の口コミを確認するという手法も、オススメです。

関連記事:悪徳業者に注意!遺品整理を依頼したときにあるトラブル事例と対策をご紹介

まとめ

今回は、遠方に住んでいる方が遺品整理を依頼する場合の一般的な流れをご紹介してきました。現在の日本では、親兄弟と離れた場所に暮らしているという方は非常に多いことでしょう。このような場合、遺品整理が必要になったとしても、仕事の関係などでご自身で遺品整理を進めるのは難しい…なんてことは珍しくないのです。
そこで注目されているのが遺品整理業者で、遺品整理業者であれば、ご自身の立ち合いもなくスムーズに遺品整理を進めることが可能です。ただし、本稿でご紹介したような注意点もいくつかありますので、遺品整理サービスを利用する場合には慎重に業者選びを進めるようにしましょう。

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