遺品整理の依頼から当日の作業までの流れを紹介

親御さん等の大切な人を無くした場合、葬儀の準備などに追われてしまい、遺品整理になかなか手がつかない…となってしまう方は非常に多いです。近年では、こういった遺品整理を専門とするサービスが登場しており、その需要が年々高くなっていると言われています。一昔前までであれば、数世帯の家族が同じ家に住んでいることも珍しくなかったため、わざわざ遺品整理を業者に依頼するなんてことも少なかったのですが、核家族化が進み親世代と離れて暮らすというのが当たり前となった現在では、実家の遺品整理のための時間を取るのが難しい…という方が多いのです。
それでは、大切な故人の遺品整理を業者に依頼する場合、利用者の方は何を準備しておけば良いのでしょうか?遺品整理作業というものは、一生のうちにそう何度もある事ではありませんし、ほとんどの方は初めて遺品整理業者を利用することになるため、作業当日までに「何を準備すれば良いのか?」「立会しなければいけないのか?」などとさまざまなことに不安を感じてしまうものです。
そこでこの記事では、遺品整理を業者さんに依頼する場合、作業当日の注意点や作業日までに準備しておきたいことについて簡単にご紹介します。
作業当日までに準備しておきたいこと
それでは、遺品整理を業者さんに依頼する場合、利用者側が作業当日までに準備しておきたいポイントをご紹介しておきましょう。業者に遺品整理を依頼したのであれば、利用者側は、作業当日に行わなければならないことは特にありません。遠方などの遺品整理などの場合、立ち合いもなしで遺品整理を行ってくれるような時代になっていますし、作業に関しては全て業者さんに任せれば問題ありません。
しかし、業者さんに作業をしてもらう上で以下のような準備はしておきましょう。
①電気と水道は使えるようにしておく
故人が一人で暮らしていた場合などは注意しましょう。業者に遺品整理を依頼した場合、遺品と不用品の仕分けをしてもらった後、室内の清掃も行うのがほとんどです。したがって、清掃のために電気や水道が必要になる場合が多いため、作業当日は使えるようにしておきましょう。
②作業内容を明確に伝える
遺品整理を業者さんに依頼する場合は、依頼したい作業内容をできるだけ詳細に伝えておく必要があります。遺品の中には遺族でしかその価値が分からないものもありますので、特に指定していない場合には不用品として処分されてしまう危険があるのです。遺品整理を業者に依頼する場合、作業当日の注意点として以下のポイントはしっかりと伝えておきましょう。
- ●探してほしい遺品がある場合
故人が大切にしていたもので、遺品として残したいのであれば「遺品整理で〇〇を見つけてほしい」と伝えておきましょう。 - ●触らないでほしい場所がある場合
遺品整理中に触らないでほしい場所がある場合「部屋の〇〇の部分はそのままにしてほしい」などと伝えておきましょう。 - ●残してほしい遺品について
遺しておいてほしいものがある場合、どのような品なのか明確に伝えておきましょう。
遺品整理を業者に依頼する場合には、作業前日までにあなたの要望を明確に伝えるのがとても大切です。当日立会ができるのであれば、作業開始前に打ち合わせを行いますので、実際に作業を行う作業員の方にも伝えておくのがオススメです。
③大切なものは事前に回収しておく
遺品整理業者は、利用者の要望に沿って作業を進めるものですので、上述したように明確な依頼内容を伝えておけば、基本的にトラブルなどもなく作業が完了します。しかし、稀に大切な遺品を不用品として処分してしまう…なんてこともあるのです。したがって、可能であれば作業当日までに処分されたくないものは自分で回収しておくなどの対策を取るのが良いでしょう。
また、自分で回収できない大きな遺品に関してはテープなどを貼ってわかりやすくしておくなどの対策もオススメです。
遺品整理サービスを利用する際のポイント
冒頭でご紹介したように、親世代とは離れて暮らす方が増加している近年では、遺品整理サービスの需要が年々高くなっていると言われています。しかし、実際に業者さんに遺品整理を依頼する際には、さまざまな不安が先立ってしまうことでしょう。
ここでは、初めて遺品整理サービスを利用する方がおさえておきたい基本的なポイントをいくつかご紹介しておきます。
遺品整理サービスを利用するなら、ゴミの分別は基本不要
遺品整理サービスの利用を検討した場合、遺品と不用品の仕分けをある程度自分でやっておいた方が良いのかな?と不安になる方は多いようです。しかし、遺品整理作業を行う前に「遺品として残したいもの」を正確に伝えておけば、事前に遺族側で仕分けをしておく必要はありません。
業者の中には、作業中に処分品を細かく分別する必要があるため、逆に遺族側で仕分けするなんて対応は取らず、そのままの状態にしてもらう方がありがたいと考えている業者も多いのです。
作業当日の立ち合いは?
遺品整理サービスを利用する場合、作業当日の立ち合いはどうすれば良いのか?と不安に思う方も多いことでしょう。この立ち合いに関しては、基本的に『作業開始前』と『作業完了後』に立会すれば何の問題もありません。中には、終日作業を見張っておく…なんて対応をする方もいますが、業者からしても後ろから厳しい目で見はられていると感じるのはあまりいい気はしません。
遺品整理に関して、明確な指示が出せているのであれば、後は全て業者に任せておけば問題ありませんので安心しましょう。なお、近年増加しているのは、遠方に住む方からの遺品整理の依頼です。この場合、作業開始・完了後の立会すら難しい…なんて場合もありますが、故人の家の鍵を預けておけば、立ち合いもなしで作業を進めてもらうことができます。作業内容の確認は、完了後に写真や動画で見せてもらうことができますので、問題なく遺品整理を依頼できると思います。
関連記事:遺品整理は立ち合い不用?遠方から遺品整理業者に依頼する場合の一般的な流れ
近隣住人への配慮
遺品整理作業を行う日時が決定した場合、作業当日までに近隣住民への挨拶をしておきましょう。遠方の遺品整理の場合、「作業開始前に近隣への挨拶を行ってください」と依頼しておきましょう。
遺品整理を行うだけなのに、「なぜ挨拶回りが?」と疑問に思う方も多いのですが、遺品整理を進める場合には、大きな不用品が出ることもあり、それらの搬出や掃除の際に多少の騒音が出てしまう可能性があるのです。また、マンションなどの集合住宅であれば、エレベーターや階段などを利用しますので、少なからず近隣の方へ迷惑をかけてしまうのです。
事前に遺品整理を行うので…といった挨拶回りがあれば、近隣からの苦情などを最小限に抑えることができます。なお、何らかの理由があり、秘密厳守の依頼の場合は挨拶回りをしないように依頼してください。
作業後の状況を確認してから料金を支払う
遺品整理を業者に依頼する場合、作業費用の支払いは基本的に後払いになります。作業にかかる費用は、部屋の大きさや作業量によって異なります。作業時間も部屋の大きさによって異なりますが、1Kの場合で約1時間、1LDK以上で3~8時間程度となりますが、一戸建て丸ごととなると数日間の作業になる場合もあります。
遺品整理が完了すれば、遺族側で各部屋の状態や清掃状況を確認してください。回収忘れがあると後々困ってしまいますので、物置やベランダなど、隅々まで依頼内容が実行されているか確認しましょう。問題が無ければ料金を支払って遺品整理作業は完了です。
なお、料金の支払いに関しては、その場で現金による支払いが多いのですが、業者によってはクレジットや振り込みなど、後払いでの対応も受け付けてくれます。その場での支払いが難しい場合は、事前に相談しておきましょう。
まとめ
今回は、遺品整理を業者さんに依頼する場合におさえておきたいポイントをご紹介してきました。核家族化が進む日本では、親世帯とは別々に暮らすご家庭が増えており、いざ遺品整理が必要になった際でも、仕事の都合や現在住んでいる場所からの距離などを理由に、自分で遺品整理をするのが難しい…という方も多いです。そのような場合、非常に心強い味方となってくれるのが遺品整理業者なのです。
遺品整理業者であれば、立ち合いもなしに遺品整理を進めてくれますので、故人が賃貸住宅に住んでいて急いで遺品整理を進めなければならない…なんて場合でも問題なく作業を進めてもらえるのです。もちろん、遺品整理業者を利用する場合には、いくつかの注意点がありますので、この記事でご紹介した内容は頭に入れておきましょう。
関連記事:遺品整理を失敗しないために。おさえておきたい遺品整理業者選びのポイント
遺品整理を業者に依頼する場合の流れとは?一般的な作業の流れをご紹介します!
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