遺品整理業者の費用相場と料金目安|値段を安くする方法も紹介

少子高齢化や核家族化が進む日本では、親世代とは離れて暮らしている方が増加していることもあり、遺品整理は専門業者に依頼するという方が増えています。遺品整理作業は、必要なものと不要なものを仕分けた上、大量の不用品を処分しなければならない作業ですので、皆さんが考えているよりもかなり大変な仕事となるのです。さらに、遠方に住んでいた方の遺品整理となる、作業のために遺族が一堂に集まることがなかなか難しく、物理的に作業の手が足りないことから業者に依頼するケースが増えているのです。

専門業者に遺品整理を依頼した場合、作業に入る前に残しておいてほしい物品を伝えておくだけで、後は全ての作業を行ってくれます。もちろん、遺しておくものと不要なものの仕分けから始まり、供養の手配や貴重品の捜索、ゴミとして処分する物、リサイクルに回すべきものなど、豊富な経験から的確な処理を素早く行ってくれるため、依頼者側は何の手間もなく遺品整理が完了するのです。
しかし、遺品整理を専門業者に依頼する場合には、作業にどの程度の費用がかかってしまうのか…ということが気になるのではないでしょうか?そもそも遺品整理は、一生に内に何度も経験するような事ではありませんし、提示される金額が適正価格なのかすら判断が難しいという場合が多いです。そこでこの記事では、専門業者による遺品整理は「どこにお金がかかっているのか?」や一般的な費用相場について簡単にご紹介していきたいと思います。

 

遺品整理料金の中身は?

それではまず、業者に遺品整理を依頼した場合「どこにお金がかかっているのか?」についてご紹介していきましょう。上述したように、遺品整理というものは、必要なものと不要なものの仕分けからスタートし、不要なものはゴミとして処分、必要に応じてハウスクリーニングも行うと言った作業になります。
専門業者に遺品整理を依頼した場合、現地調査をしてもらったうえで、見積りを作成するという流れになります。担当者が見積りを作るにあたっては、以下のような要素で積算し、提示金額を決定します。

 

見積りポイント① 物量

遺品整理費用を算出する場合に最も基本となるのが『物量』です。当然、現場にある荷物が多ければ多いほど、作業や運搬にかかる労力がかかりますので、見積り金額も高くなります。例えば、部屋がたくさんある場合でも、荷物があまりない…という場合には、作業も早く終わりますし、不用品の処分にかかるコストも少なくなり、全体的な料金も安くなるのです。
したがって、遺品整理を安く済ませたいと考える場合、可能な範囲で荷物を減らしておくというのは有効です。

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見積りポイント② 人件費

遺品整理は人の手で行いますので、人件費が大きな要素となります。人件費に関しては、基本的に以下の計算式で算出します。

人件費 = 作業員の数 × 作業に掛かる時間

業者による遺品整理では、1部屋を1人が担当するのが一般的です。これに加えて、搬出を担当する人員が1人、車両監視用に人員が1人という体制をとる場合が多いでしょう。つまり、3部屋の遺品整理を依頼した場合には、5人体制で作業を行うのが標準的だと考えておきましょう。
もちろん、現地調査の結果、荷物が多い場合は人員を増員し、少ない場合は減らすと言った対応がとられますので、部屋数だけを参考にするわけではありません。なお、見積り書に記載される『人件費』には、片付け、梱包、撤去などの基本的な作業費が含まれているのが原則です。したがって、複数の業者の見積りを比較する場合、このポイントに注目してみましょう。人件費の項目があるのに、別途「片付け」や「梱包」などといった作業費が加算されている場合は、慎重に見比べる必要があります。

見積りポイント③ 運搬・処分費

最後の要素は『運搬・処分費』です。遺品整理は、現地に残したままにするもの、遺族が引き取るもの以外の物品は、運び出して処分することになります。そのため、不用と判断された物品を保管場所まで運搬する費用や処分費用がかかるのです。
この部分に関しては、車両などもまとめて『運搬費』とされている場合と『運搬費』と『車両代』を別項目にして算出する場合があります。

 

遺品整理にかかる費用に関しては、基本的に上記の3つで構成されています。ただし、特殊清掃が必要・遺品の供養をしてほしいなど、お客様の状況によっては上記以外の要素が加わることもあります。上で紹介したものは、あくまでも一般的な遺品整理作業を依頼した時の見積り要素となります。

 

遺品整理作業にかかる一般的な相場は?

それでは、業者に遺品整理を依頼した場合の一般的な費用相場もご紹介しておきましょう。注意が必要なのは、遺品整理というものは、依頼された部屋の状況などによって大幅にかかるコストが変わってしまう場合があるということです。
以下で紹介する費用相場は、特殊清掃などが必要のない、一般的な物量の遺品整理にかかるコストで、参考程度に考えてください。

間取り 作業時間の目安 一般的な費用相場
1DK 1~2時間(2名) 55,000~150,000円
1LDK~2DK 2~4時間(3名) 70,000~300,000円
2LDK~3DK 3~6時間(4名) 120,000~450,000円
3LDK~4DK 5~7時間(5名) 150,000~450,000円

 

上記金額はあくまでも参考費用です。作業内容的には、荷物の仕分け作業、養生、梱包、搬出、通常の清掃、車両、処分費用などが含まれていると考えてください。なお、遺品整理業者の中には、状態の良い家具・家電などを買い取り扱いしてくれる場合もあります。買取り可能な遺品があった場合には、請求金額から差し引かれます。

関連記事:遺品整理をできるだけ低コストに抑えるためには?

まとめ

今回は、遺品整理を業者に依頼しようと考えた場合、どこに費用がかかって、どの程度の費用になるのか?ということについてご紹介してきました。この記事でご紹介したように、近年では親世代とは離れて暮らす方が増加しており、住んでいる場所の違いなどから遺品整理を自分でしたいと思っても、仕事や距離の関係で難しい…という人が増えているのです。そのため、遺品整理を専門とする遺品整理業者の需要が年々高くなっていると言われているのです。

業者に遺品整理を依頼する場合には、当然コストがかかってしまいますので、誰もが「できるだけ安く済ませたい…」と考えてしまうことでしょう。したがって、相見積もりを取った際には、最も安い金額を提示してくれた業者を選んでしまう方が非常に多いです。しかし、遺品整理業者を選ぶ際は「安さ」だけに注目するのはあまりオススメできません。
この記事でもご紹介したように、遺品整理というものは、人件費や荷物の量、不用品の運搬・処分費が主な要素となるものですので、多少の金額の違いはあれど、1社だけ大幅に安い見積りが出せるような業界ではないのです。したがって、相場とかけ離れた安い料金を提示してきた場合、「不法投棄によって処分費を浮かせている…」「無理矢理作業員を減らしているため作業が雑…」などと言った事を疑った方が良いかもしれません。こういった悪質な方法で安くしている業者と契約した場合、不法投棄の連絡があなたの所に入ってくる…、予定通りに作業が終わらず困ってしまう…など、痛い目を見るのはあなたになってしまう危険があるのです。

もちろん、広告費用を抑えている、独自のリサイクルルートを持っているなど、自社の努力で料金を下げているような業者もいますが、必要な作業はどこも変わりませんし、相場とかけ離れた料金提示などできないと考えておきましょう。

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