
遺品整理は、遺族にとって大きな負担となる作業です。精神的にも体力的にも負担の大きい中、専門の業者に依頼することでスムーズに整理を進められるのは大きなメリットでしょう。
しかし一方で、遺品整理業者との間でトラブルが発生することもあるため、慎重な業者選びが求められます。
この記事では、実際に報告されているトラブル事例を紹介しながら、安心して任せられる優良業者を見極めるためのポイントをご紹介します。トラブルを未然に防ぎ、後悔のない遺品整理を行うために、ぜひ参考にしてください。
遺品整理業者とのよくあるトラブル事例
遺品整理のニーズが高まる一方で、業界全体のサービス水準や価格帯にはまだまだバラつきがあるのが現状です。そのため、遺族にとって大切な遺品整理の場において、思わぬトラブルが発生してしまうケースも後を絶ちません。
ここでは、国民生活センター「こんなはずじゃなかった! 遺品整理サービスでの契約トラブル」報道資料などを参考に、実際に報告されている代表的なトラブル事例を、4つのカテゴリに分けてご紹介します。
作業・対応のトラブル
遺品整理は、単なる「片付け」ではなく、故人の想いや記憶が詰まった品々を扱う非常に繊細な作業です。そのため、作業スタッフの心遣いや配慮が欠かせません。しかし一部の業者では、そうした基本的な姿勢が不足しており、トラブルに発展する例もあります。
国民生活センターなどには、以下のような相談が多数寄せられています。
- 重要書類の紛失・誤廃棄
- 遺品の盗難
- 作業内容が事前説明と異なる
- 騒音や搬出時のマナーで近隣トラブルに
- 作業員の態度が横柄で、不快な思いをした
特に「遺品の紛失・誤廃棄」といった事例は代表的なトラブルで、国民生活センターの報告でも「通帳や印鑑、遺言書、保険証書などの重要書類が紛失した」という相談ががげられています。
なかには、価値のある遺品が盗まれていたり、後から「知らないうちに売却されていた」「所在を訪ねても曖昧な回答しか返ってこなかった」といった悪質なケースも。
さらに、「遺品をまるでゴミのように扱われた」「立ち会いを希望していたのに勝手に始められていた」など、作業そのものに対する不満もあります。このような遺族の気持ちを無視した対応は、大きな不信感につながります。
大阪の遺品整理業者「エンディール」では、ご遺族様のお気持ちに寄り添った丁寧な作業を徹底しております。作業事例のページでは、実際のお客様の声や作業の様子をご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

料金トラブル
遺品整理では、見積もり時には安価に見えたのに、「実際の作業後に高額な追加料金を請求された」などという料金トラブルは、最も多いトラブル事例のひとつです。
- 価値ある遺品を適正価格よりもはるかに安く引き取られた
- 当日になってトラックの台数が足りないと言われ、追加で◯万円必要と請求された
- 家具は無料で引き取ると言っていたのに、あとからリサイクル費用がかかったと追加請求された
- 事前説明のない、高額なキャンセル料・違約金を請求された
このような料金トラブルを防ぐには、「追加料金やキャンセル料の有無」を事前に確認することが重要です。必ず見積書・契約書などの書面に明記してもらいましょう。
また、買取査定が必要な品物が事前にわかっている場合は、他の専門業者に鑑定を依頼しておくのもおすすめです。
契約トラブル
訪問見積もりをお願いしただけなのに、「今契約すれば安くなる」などとその場で契約を迫られトラブルになるケースも見られます。突然のことで断りづらく、そのまま契約してしまい、後悔するケースも少なくありません。
さらに、見積書の内容が曖昧だったり、説明が不十分な点があることが多く注意が必要です。
たとえば、このようなトラブルにつながる可能性があります。
- 作業日時が「〇月末まで」などと曖昧で、希望日までに作業が始まらない・終わらない
- クーリング・オフやキャンセルの説明がない
- 作業範囲が明記されておらず、途中で “これは別料金” と言われた
- 作業後に “オプション作業を追加したから” と料金が上乗せされた
そのため、必ず検討する時間を設け、契約前に作業内容・費用・追加料金・キャンセルなどの条件を文書で確認し、内容がわかりづらい場合は遠慮せずに質問することが大切です。
? クーリングオフ制度について
クーリングオフとは、訪問販売や電話勧誘で契約した場合に、契約から8日以内であれば無条件で解約できる制度です。支払った代金は全額返金され、作業が始まっていても適用される場合があります。
ただし、遺品整理業者の多くは「依頼者からの相談・問い合わせ」に応じて見積もりを行う形態であり、すべての場合でクーリングオフ制度を利用できるわけでないことに注意が必要です。
処分のトラブル
遺品整理でもう1つ見逃せないのが、「回収した遺品の処分」に関するトラブルです。
悪質な業者の中には、正式な処分ルートを持たないまま遺品を回収し、山中や河川敷、空き地に不法投棄することがあります。この場合、依頼者が知らないうちに法令違反に加担してしまい、責任を追及されるリスクもあります。
特に注意したいのは、
● 回収後の処分方法について説明がない
● 一般廃棄物収集運搬業の許可を持っていない(許可業者と提携していない)
● 処分費用が極端に安い(もしくは無料とされている)
などの場合です。
正規の業者であれば、提携している許可業者や処分場について説明できる体制が整っているはずなので、事前に確認しておくと安心できます。
もしもトラブルにあったら…万が一の対応策と相談窓口
遺品整理業者とのトラブルに直面した場合は、まず業者に状況を説明して解決を試みましょう。
それでも解決が難しい場合は、以下の窓口に相談できます。
– 国民生活センター
– 各地の消費生活センター
– 弁護士や行政書士など法律専門家
また、クーリングオフ制度を利用できる場合があります。契約書面や訪問販売など契約形態に応じて適用範囲を確認してください。
遺品整理業者の選び方|トラブルを防ぐ6つのチェックポイント
遺品整理におけるトラブルを避けるためには、信頼できる業者を見極めることが何より重要です。
ここでは、安心して依頼できる「優良業者」を選ぶ際のポイントを6つご紹介します。
ポイント①:必要な許可を持つ、あるいは許可業者と提携している
遺品整理業者を選ぶ際は、作業に必要な許可を持っているか、あるいは許可業者と提携しているかの確認が重要です。
特に確認すべき主な許可は以下の2つです。
一般廃棄物収集運搬業許可
家庭ごみや遺品の処分にはこの許可が必要です。業者自身が保有していなくても、作業地域の許可業者と提携していることを確認しましょう。
古物商許可
遺品の中にある価値ある品を買取するために必要となる許可です。古物商許可を持たない状態での買取業務は違法であり、適正な価格での査定をしてもらえない可能性が高まります。
これらの許可を持っているか(あるいは提携しているか)は、業者の公式サイトなどに掲載されているので、事前に確認しておきましょう。
ポイント②:実績や良い口コミが多い
遺品整理業者を選ぶ際は、過去の実績や口コミが多いかどうか、そして評価の内容にも注目しましょう。
長年にわたり多くの現場に対応してきた業者は、それだけ経験が豊富でノウハウがあり、実績や良い口コミが多いことは信頼の証になります。
特に、以下の点を確認しておくと良いでしょう。
- 公式サイト掲載の施工実績
- GoogleレビューやSNSなどのクチコミ
- 実際に利用した人からの評判や紹介
レビューを見る際は、星の数だけでなく、どんな点を評価されているのか(対応の丁寧さ、配慮の細やかさなど)を見ると、業者の姿勢を判断しやすくなります。
エンディールではお客様の声をご紹介しています。ぜひ、私たちの仕事ぶりをご確認ください。
ポイント③:遺品整理士が在籍している
遺品整理業者を選ぶ際、「遺品整理士」が在籍しているかどうかも、優良業者かどうかを判断するポイントになります。
遺品整理士は、遺品整理を専門的に学んだことを証明する民間資格です。遺品整理業を営むうえで、遺品整理士は必須資格ではありません。しかし、だからこそこの資格を持つスタッフが在籍していることが、遺品整理に真摯に取り組んでいる証拠になります。
遺品整理士の在籍有無は、たいてい業者の公式サイトに掲載されています。もし掲載が確認できない場合は、問い合わせ時などに確認してみると良いでしょう。
ポイント④:運営会社の所在地や連絡先がはっきりしている
優良な遺品整理業者かどうかを見極める際には、会社の所在地や連絡先が明確かどうかも大きな判断基準になります。
まず、業者のホームページなどに所在地がしっかり記載されているかを確認しましょう。住所が曖昧だったり、登記上の所在地のみで実際に拠点として機能していないような場合は注意が必要です。
また、電話番号にも注目してください。090や080などの携帯電話番号しか記載がない業者より、フリーダイヤル(0120)や地域の市外局番の固定電話番号を持つ業者の方が安心できます。
なかには、屋号や連絡先を頻繁に変更しながら営業し、トラブルがあった際に連絡がつかないという悪質な業者もあります。そのため、所在地と連絡先の明確さは、地域に根ざした信頼できる業者であるかどうかの判断材料にもなります。
ポイント⑤:料金や作業内訳がわかる見積書がある
遺品整理を依頼する際、書面で見積書の内容をしっかり確認することも重要です。
なかには、「作業一式○万円」といった大雑把な記載だけの見積書を出してくる業者もあります。これでは、どの作業にいくらかかっているのかが不明瞭で、後からトラブルに発展するリスクがあります。
優良業者であれば、
- 作業員の人数や作業時間
- 回収品の種類と量
- 処分費や車両費などの詳細な内訳
といった情報を明確に記載した見積書を提示してくれます。
また、追加料金が発生する場合の条件や金額の有無も、見積もり時点でしっかり説明してくれるかどうかを確認しましょう。疑問点があれば遠慮せずに質問し、納得してから契約することが大切です。
ポイント⑥:担当スタッフの対応
初めて遺品整理を依頼する場合、不安や分からないことが多いのは当然です。だからこそ、担当スタッフの対応の丁寧さや誠実さは、安心できる業者かどうかを見極める重要な要素になります。
たとえば、電話やメールで問い合わせたときに、
- 丁寧に話を聞いてくれるか
- 不安や疑問に対して的確に答えてくれるか
- 無理に契約を迫らず、冷静に提案してくれるか
といった対応を見るだけでも、その業者の姿勢がよくわかります。
また、見積もり訪問時の態度や身だしなみ、説明の分かりやすさなどもチェックしておくと良いでしょう。
安心できる遺品整理業者を見極めるためのチェックリスト
複数の業者から相見積もりを取る際は、以下のチェックリストを使って「安心できる業者かどうか」を1つひとつ確認していくと良いでしょう。

以上のポイントを丁寧に確認することで、トラブルのリスクを減らし、信頼できる業者に安心して依頼できます。
業者選びで失敗しないために|複数の遺品整理業者から見積もりを取る

遺品整理業者選びで失敗しないために効果的な方法が、「複数の業者から相見積もりを取る」ことです。
1社だけの話を聞いて即決するのではなく、3社以上に見積もりを依頼し、料金・サービス内容・担当者の対応を比較することで、冷静かつ納得のいく判断ができます。
相見積もりを取ることで得られるメリットとしては、以下のものが挙げられます。
- 費用相場の把握ができる
- サービス内容や対応力を比較できる
- 不明点を質問しやすくなる
- 不当な価格や作業を見抜きやすくなる
- 交渉材料として使える場合もある
また、見積もり時にはその場の雰囲気に流されず、何かしら不安があれば、一度持ち帰ってじっくり検討するのがおすすめです。優良業者であれば、無理にその場で契約を迫るようなことはありません。
6年連続No.1!大阪・京都・奈良で最も選ばれている遺品整理はエンディールへ!

遺品整理を安心して任せられる業者をお探しなら、関西を中心に多数の実績を誇る「エンディール」にご相談ください。
当社は東京商工リサーチの調査において、2019年から2024年まで6年連続で関西No.1の受注実績を記録している、信頼と実績のある遺品整理業者です。
エンディールの遺品整理は、「ただ片付ける」だけでは終わりません。故人とご遺族のお気持ちに寄り添いながら、整理・仕分けからご供養までを自社で一貫対応しております。
スタッフには、遺品整理士や僧侶の資格を持つ専門スタッフが在籍しており、故人への敬意を忘れず、心を込めた丁寧な作業を行っています。
おかげさまで、実際にご依頼いただいたお客様からは多くの「ありがとう」のお声をいただいております。
大阪・京都・奈良で遺品整理を検討されている方は、まずはお気軽にエンディールまでお問い合わせください。ご遺族の気持ちに寄り添い、後悔のない整理のお手伝いをさせていただきます。
通話無料!専門スタッフが丁寧に対応
CONTACT US
-
通話無料、秘密厳守!
0120-77-2345
受付時間8:00~20:00(年中無休)
-
入力、約3分で完了!
メールで無料お見積り無料ご相談
-
LINEでご相談!
LINEでお気軽にご相談・質問
まとめ
今回は、遺品整理業者とのトラブル事例や、業者選定のポイントなどについて、詳しく確認してきました。
遺品整理は、ご遺族にとって大切な節目であり、心の整理の一環でもあります。しかし、信頼できない業者に依頼してしまうと、金銭的な損失だけでなく、精神的なダメージにもつながりかねません。
業者選びでは、許可の有無や見積書の内容、スタッフの対応力などをチェックすることが大切です。また、複数の業者から見積もりを取り、慎重に比較・検討することで、信頼できる業者に出会いやすくなります。
今回ご紹介したことを参考に、正しい情報と確かな判断力を持って、「安心して任せられる遺品整理」を実現させましょう。